傷と勲章

私が受けたDVの実録。アメリカで闘って生きた誇り。

傷と勲章#6 アパート更新?からの進展

EXと付き合い始めて7か月ほど経つ頃、私が一人暮らしをしていたアパートの契約更新の時期が近づいてきました。

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当時私は会社からビザをもらい働いておりました。その意味は「就労ビザワーカーは決められた会社でしか働くことができない」ということ。バイトもできないのでかなり貧しい。
ちなみにバラすと、当時の私の手取りは月$1600、家賃が月$1200でした。残った$400で、光熱費やら携帯やらウサ王子のごはんやら私の食費やらを賄う…

 

って本当にどうやって生きていたんだ私は。
念のため書いておくけど、不正労働とかは全くしてなかったですよ!
たまにお客さんからもらうお菓子や、王子のおやつのセロリをかじったりして食費を削れるだけ削っていました。

 

でももちろん限界はある。餓死したくない。
じゃあ他に削れるところは…あ、家賃か。

 

というわけで引っ越しをすることにしました。
しかし引っ越してもホノルルはホノルル。通勤圏内は限られるので結局高いものは高い。気兼ねするし相手にもよるからできる限りは避けたかったけど、こりゃルームシェアを視野に入れるしかないな、と思い調べ始めていました。
その旨をEXに伝え「もう来月以降私の部屋には来れなくなるよ。でもYouは未だ元カノと住んでるわけだし、どこか外でしか会えなくなるね」と付け加えました。
元カノがいない時にEXの部屋に行くという手もないわけではなかったけれどそれでは本命彼女である私がまるで浮気相手のようなので気にくわず断固として拒否。
すると予想外のことが。

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なんとEXが元カノに退去通告を出したのです。
なんでも、未だ一緒に住んでいることに対して私が不満を口にした時に、既に出ていくように伝えていたらしく。
また元々その部屋はEX名義で契約をしており、彼女は転がり込んできただけなので別れた時点で出ていくべきだった、荷物をまとめる時間として1週間の猶予を与えたけど以降は鍵を取り上げるからもう出入りはさせない。
「これでYouも安心でしょう?ワイキキのアパートに一緒に住もう」と。

 

すごく嬉しかった。
だって私の当時の懸念は『元カノ』の存在。「別れた、今はただのルームメイト」とは言っても、おもしろいはずがない。
かと言って私が出しゃばって「追い出して」なんて言えるはずもない。

 

私の住む場所を提供してくれる(まあ家賃は半額払うけど)だけでなく、私の気持ちを汲んでくれた行動にすごく感動しました。

 

またそれと共に、一緒に住めば外で会う機会も減り、外食などの出費も減るだけでなく、自炊することにより健康面への効果もいいだろう、と今後の二人の関係に希望を抱けるようになりました。

 

つづく。